愛の色
アスカは他でもない僕を選んだ。
一度しかない人生のパートナーに。
ホントにそれでよかったの?
僕はアスカを支えきれる自信もないし、
アスカを幸せにさえする自信もない。
初めて会った日。
普通は初対面だったら、少しは気を使うはずなのに、
アスカは急に僕の事を冴えない男だって。
正直ホントはムカついたけど、
今では、アスカらしいなって思ったり。
それからいろいろあって、
喧嘩もしたり、解りあおうともした。
その度に僕は惹かれていったんだ。
何十億人の中から僕はアスカに恋をした。
それは偶然だったのか、
果たして運命だったのか。
答えは僕にもアスカにも、誰にも分からないけど、
一つ言い切れることはある。
僕はアスカが好きだということだ。
好きだという自分の気持ちを確認した時。
アスカの顔をふと見ただけでも、
心が締め付けられるようなズキズキした痛み、
顔が茹で上がりそうなほどに真っ赤になったり、
その頃の僕は自分でも何が何だか。
恋煩いの意味は知ってたけど、
恋煩いがここまで酷い症状だとは思っても見なかった。
僕のこの気持ちを言葉にすれば、
「ありがとう。」とか、こんな言葉では表すことができない。
僕の気持ちを表せることができる言葉。
「愛してる。」
僕の心は今も愛と言う名の色で染まり続けている。
太陽のように光り輝いて、
夕焼けのように赤く彩られた、
見る者全てを幸せに笑顔にする色が。
僕が愛の色で一色に染まったとき。
僕の心の全てを愛がみたしてくれたとき。
アスカを幸せに笑顔にできると自信を持つ事ができるだろう。
何故かって?
愛してる。という気持ちさえあれば、
大切な人を幸せに笑顔にすることができるからだ。
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