初恋よ、永遠に。









君はもう僕のことを忘れてしまっただろうか。

僕にとって君との恋が理想だった。

あの日見た星空はきっとなんの変哲もないものだっただろう。

でも月日が経つに連れて輝きを増していく。

見えるはずのない遠くの星ですら僕らは見ることができた。

言葉は交わさなくてもいい。

ただ見つめ合えれば心が満たされた。

もうそんな日は来ないのだろうか。



僕に向けられた好意に目を背ける。

受け止めることができないから。

誰よりも純粋な気持ちを大切に生きてきたのに、

どうして僕はその気持ちを踏みにじったのだろう。

だから僕は変わらなければならない。

理想は叶わないから理想であり続けることができる。

僕は現実を受け入れなければならない。

もう君は僕のそばにはいない。



人並みの恋を知った。

恋人になってもなお、お互いの事を知ろうとする。

現実も捨てたものじゃない。

そのことに気づいたときにはもう遅かった。

僕は初恋だった君への想いを忘れていた。

あんなにも好きだったのになぜ。

君は今どこにいて、誰といるのだろう。

できることならもう一度会いたい。

そう思っているが僕だけだったとしても。







秒速5cmを見たときの僕の想いを言葉にしてみました。
恋は必ずしも上手くいくわけじゃない。
だからこそ恋は素晴らしいものなんですよね。