同じ痛みを









 人は人を傷つける。

 人としては、止められない行動。

 そこに人の形があるから。



 でも、許されることではない。

 それを知ってか、知らずか、

 簡単に人を傷つける輩もいるのも事実だ。







「内の子は凄く友達思いな子なんです。」



 やめろ、腹立たしいんだ。

 そんな言葉で飾っても、

 したことには変わりは無いだろ。



 よくいる腐った保護者。



「自分の子は友達の為にやっただけなんです。」



 集団で虐めるという行為を。

 それが許されることではないと知っていて、

 何故、こんな言い訳が軽く言えるのだろうか。



 虐められた被害者は、

 どんな思いで聞いているのか、

 それを分かった時、加害者の保護者はどうするだろうか。



「"まぁ、この子も反省していることですし・・・・。"」



 どうせ、そんなことしか言えないんだろうな。



 人の痛みを分からない親でしかないんだ、所詮。

 そんな奴に育てられたから、子供が罪を犯す。



「すいませんでした。」



 加害者は頭を下げて謝る。

 どうせ、謝罪の気持ちもないんだろ?



 ただ、謝ってれば済むとでも思ってるんだろ?



 それだから、それだから、同じことを繰り返すんだよ。







 中途半端に終わらせちゃ駄目だ。

 徹底的に追い詰めて、痛みを理解させないと。



 そんな奴はいっその事、

 孤独や激痛でも味合わせないと、

 また、再犯するに決まっている。







 俺は許さない。



 お前にも同じ痛みを味合わせるまで。


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